採卵の結果を見て「未熟卵が多かった」とショックを受けた経験はありませんか?
「このままでは妊娠できないのでは…」と不安になる方も少なくありません。
けれど、近年の研究では、未熟卵の割合が多くても、成熟卵がある程度取れていれば妊娠率や出生率は変わらないことが示されています。
つまり「未熟卵の数」よりも大切なのは、最終的に使える卵子(MⅡ)がどれだけ確保できたかなのです。
第1章:未熟卵が多いと不安になる理由
採卵の結果を聞いて、こんな経験はありませんか?
- 「卵子は取れたけど、ほとんどが未熟卵と言われた」
- 「せっかく頑張ったのに、これじゃ妊娠できないのでは…」
- 「次も同じだったらどうしよう」と気持ちが落ち込む
🔹 なぜ不安になるのか
- 治療中は「数=結果」と思ってしまいやすい
- ネットや体験談で「未熟卵が多いと妊娠できない」と見かけることがある
- 医師から「成熟卵(MⅡ)が大事」と言われるたびに、未熟卵の多さが気になってしまう
🔹 これまでのイメージ
- 「未熟卵が多い=卵子の質が悪い」
- 「妊娠率も低くなるのでは」と結びつけて考えてしまう
でも実際には、未熟卵が多いからといって必ずしも結果が悪いわけではないことがわかってきています。
第2章:近年では…
未熟卵が多いと「やっぱり妊娠率も下がるのでは?」と心配になりますよね。
でも、最近では意外な結果が示されています。
🔹 胚盤胞数は減る傾向に
- 未熟卵の割合が多い周期では、できあがる胚盤胞の数が少なくなることがある
- そのため「選べる胚が少ない」という点では不利になる可能性がある
🔹 それでも妊娠率は変わらない
- ただし、胚移植あたりの妊娠率や出生率は大きく変わらないとされる
- つまり「胚の数が少なくても、育った胚の力は十分にある」ということ
🔹 ポイントは“成熟卵があるかどうか”
- 未熟卵が多くても、成熟卵(MⅡ)が一定数あれば結果は安定する
- 年齢や体質などを調整したうえでも、出生率はほぼ同じだったと報告されている
💡 まとめると――
未熟卵が多いと確かに不安になりますが、「妊娠できない」というわけではないのです。
第3章:なぜ結果は変わらないのか?
「未熟卵が多いのに、どうして妊娠率や出生率は変わらないの?」
そんな疑問に対して、いくつかの理由が考えられています。
🔹 卵子は“数”より“質”
- 妊娠に必要なのは最終的に1つの良好な卵子
- 未熟卵が多くても、成熟卵から良好な胚が得られれば妊娠できる
🔹 成熟卵の力が大きい
- 成熟卵(MⅡ)は、受精から胚発育、妊娠に必要な準備が整っている
- 未熟卵の数が多くても、MⅡ卵子が一定数あればカバーできる
🔹 医学的な工夫もある
- 刺激法や採卵の工夫で、成熟卵の割合を増やす試みが行われている
- そのため、未熟卵が多くても治療の戦略で結果は補える
💡 つまり――
「未熟卵の割合」そのものよりも、成熟卵をいくつ確保できたかが勝負のポイントなのです。
第4章:患者さんにとっての意味
採卵の結果を見て「未熟卵が多い」と言われると、不安で落ち込んでしまう方は少なくありません。
しかし、最新の報告からは次のような大切なメッセージが読み取れます。
🔹 未熟卵が多くても心配しすぎなくていい
- 確かに胚盤胞の数は減る傾向がある
- でも、移植したときの妊娠率や出生率は変わらない
- 数ではなく、最終的に残る胚の“力”が大切
🔹 注目すべきは「成熟卵の数」
- 未熟卵の割合ではなく、成熟卵(MⅡ)がどれだけ確保できたかが重要
- 1つでも良好な成熟卵から、十分に妊娠は成立する
🔹 医師と相談して工夫できる
- 刺激法や採卵の調整で成熟卵の割合を改善できることもある
- 不安を一人で抱え込まず、次の治療でできる工夫を医師に相談することが大切
💡 まとめると――
「未熟卵が多い=妊娠できない」ではありません。
大切なのは数よりも、最終的に得られた成熟卵の質と力です。
安心して治療を続けることが、未来につながっていきます。
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